高温酸化防止(450℃)を実現
タケコート®-セラミック1は下地処理技術と独自に開発したセラミック樹脂被膜の処理技術の複合化により得られた耐熱性と長期耐久性が特長の製品です。無機系耐熱樹脂塗膜の膜厚は20〜30μmと極めて薄く、潤滑性を有するため、ボルト・ナットにご利用頂いても嵌合に支障がなく、締付も良好で施工性に優れています。長期間に亘り、高温酸化防止性が要求される耐熱部材、熱交換器、及び工業プラント等のボルト・ナット・座金や金属部材等にご利用ください。
タケコート®-セラミック1の特徴
高耐熱性 | 高温用合金鋼製のボルトに塗布した場合、最高使用温度450℃での長期連続使用に耐える事ができます。また、被膜は安定した状態を保ちます。これにより、ボルトの焼付きを防止する効果があります。 |
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耐熱冷性サーマル ショック性 |
450℃に加熱後、水中冷却するサーマルショックテスト(100サイクル)においても被膜の剥離が発生しません。 |
安定した締付性 | セラミックコ―ティングでありながら潤滑性に優れている特徴があります。また、低トルクで安定した締付が可能です。 |
タケコート®-セラミック1の処理工程
タケナカ独自の特殊な処理技術による製造方法を採用しているため、薄膜で均一な被膜を形成しています。
酸洗工程はございませんので水素脆性の危険性はありません。
タケコート®-セラミック1の処理範囲
適用可能な材質 | 金属製品全般に塗装可能 (炭素鋼、構造用合金鋼等多数実績有) (注)塗装工程上、200℃に加熱しますので200℃で物性が変化する材質は対応できません。 |
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主なサイズ | ネジ径:10mm〜 標準最大寸法:W500×L600×H100 標準最大重量:30kg/ヶ 上記以外のサイズはお問い合わせください。 |
タケコート®-セラミック1の用途
使用部材 | 熱交換器配管締結部品、焼却炉部品、排煙脱硫装置、ボイラー部品、エンジン部品、その他の耐熱・耐食部品 供用3年後の状態(他表面処理との比較) |
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関連商品
タケコート®-セラミック1の部材を使用(締付作業)の際、被膜表面を損傷してしまう事が稀にあります。当社ではこの様な損傷部分のタッチアップ用製品《補修塗料》や被膜損傷を未然に防止(ボルト締結作業に対応)する製品《専用ソケット》を取扱っています。